シャニマスコミュの感想文

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【NOT≠ EQUAL】三峰結華

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この記事は【NOT≠ EQUAL】三峰結華 のネタバレを含みます。

また、個人的な解釈に基づく感想になりますのでご了承ください。

 

三峰結華担当(兼放クラ担当)はずれです。

サマーパーティの予告で汚い悲鳴を上げ、この夏輝かせたいアイドルNO.1で嗚咽しながら最高のテンションで迎えた三峰限定。

あまりの情報量というか高低差というか感情量にサンドバッグの気持ちになるですよーしながらコミュを読み終え、溢れ出す感情を抑えきれずブログで吐き出すことにしました。

これ単体で終わる可能性も否めませんが、隙をみては色んなコミュの感想文を書いていきたいです。

 


アイドル三峰結華≠ただの少女三峰結華


さて本題の【NOT≠ EQUAL】。

三峰結華の立ち直りの早さ、Trueのほのぼのしたいちゃつきに、ハッピーエンド感を漂わせて「よかったなあ三峰…」なんてうっかり騙されかけましたが。

あれ…ちょっと待って…これ本当にハッピーエンドか…?これ…受け入れていいやつか…?とボロボロになった理性で疑問を抱き、今一度勇気を出してコミュを読み返してみました。

 

「……なんで、そんな……賭けみたいになってまで、探してくれたの……?」


ガッチガチなギャルゲーマーである私はついアイマスをギャルゲと似て非なるものと捉え、「いつか恋人になること」が公式から提示されることのない隠されたゴールであると考えがちでした。

そして、過去私がアイマスで触れてきたコミュも「パートナー」「これからもずっと一緒」という、「結婚」「恋愛」と錯覚するような言葉を用いて、アイドルとプロデューサー以上の親愛関係、恋愛関係になることを、アイドルもPも望んでいる…

と、キャラへの思い入れの強化、商機などの様々な側面から、作り手側もあえてそれをギリギリのラインで匂わせてきたと受け取っています。(注:個人の感想です)

私は過去のアイマスと、何よりシャニマスのプロデュースコミュで、そのギリギリ感を楽しんできました。


今回のこのコミュと似た台詞がミリオンライブのアイドル、田中琴葉の名言(笑)にあります。

「…あの、優しくしてくれるのは、私がアイドルだから…ですか?」

「はい」と答えればビジネスの関係。「いいえ」と答えれば恋愛関係。どちらにしても、この親愛以上恋愛未満のアイドルとプロデューサーの関係は終わってしまう。

そう解釈してもおかしくない質問ですし、田中琴葉も、そしておそらく今回の三峰結華も、その意図を含んでいることを認識した上で質問したでしょう。


これにシャニマスのプロデューサーははっきりと答えます。

「そんなの決まってる」

「プロデューサーだからだ」


この時。

「ただの少女」三峰結華は失恋したと、個人的には解釈しています。


えらいことです。

アイマス初代以外、明確にアイドルと結ばれること、アイドルが失恋することをずっと避けてきたアイマスで、

ドラえもん時空で年を取ることも、トップアイドルとしてゴールを迎えることもなく、エンディングがないのをいいことに、アイドルとプロデューサーの関係を明らかに超えた疑似恋愛のいちゃいちゃに楽しんでいた自分に、

どんなにあざといコミュやテキストをお出しされてもできる限り親愛の延長線上で解釈しようとしていた自分に、

よりにもよって最新作の担当アイドルの限定コミュで、アイドルが失恋する姿を見せつけられる。


こんなこと、こんなことがあっていいのか……何故、どうして……はおおぉぉ……

 

 

 

アイドル三峰結華の在り方

 

失意のどん底に叩き落とされた気持ちを奮い起こし、もう一度【NOT≠ EQUAL】コミュを読んでみます。

「担当アイドルに心配なことがあるんだったら、会って話を聞かなきゃだろ?」

「その為に必要なことならなんだってやるさ」

残酷なほど自信を持って答えるプロデューサーの言葉に「ビジネスでしかない関係」という後ろ向きな要素はひとつもありません。

アイドルとプロデューサーという関係は何物にも代え難い素晴らしいもの。

そう考えているプロデューサーには、恋愛関係を否定する意図は少しもなかったでしょう。

ここがシャニマスPのずるいところです。アイドルの女性らしさに人並みにドキドキする癖に、自己評価が低いので自分がアイドルと恋愛関係になるという考えが微塵もありません。一度刺されればいいこのタラシ野郎。


しかし三峰結華は違います。

明確に描写されたわけではありませんが、恋愛感情を自覚してしまった三峰結華は、自分と彼は「アイドルとプロデューサー」の関係であり、「恋愛関係ではない」と。

おそらくは、そうはっきり解釈しました。


アイドルである以上、プロデューサーは自分を見つけてくれる。

それは裏を返せば、アイドルでなくなれば、ただの少女になれば、プロデューサーには見つけてもらえなくなるということ。

「その時確かに……怖いと思った」

コミュ冒頭から、三峰結華はそれを怖れていました。

プロデューサーに恋愛を否定する意図はないと、そもそも恋愛という関係に思い至っていない上での肯定だと、三峰結華は理解していたと思います。

あるいは月岡恋鐘であったなら「そしたらうちがば〜りばりのトップアイドルになって、そのあとプロデューサーを迎えにいくけんね〜!」くらい言ってのけるかもしれません。(いや割とこがたん奥手だし無理かな…)

しかし未だに「臆病、ビビり、意気地なし」と自己評価が低いところのある三峰結華は両獲りごっつぁんですと前向きに考えることは難しいはずです。

何事も器用にこなすイメージがある彼女ですが、それは傍観者でいるというある意味「逃げ」のスタンスを取って俯瞰しているからこそ。

追っかけまでするほど入れ込み憧れたアイドルと、道化の仮面を被ることで真正面から向き合うことを避けてきた恋愛を、両立できるほど器用ではないと思います。

それならば、自分の道は彼の望む「アイドル三峰結華」ひとつであると。彼女はそう答えを出しました。


恋愛よりもっと尊い関係。

必要とし、必要とされる大切なパートナー。

その関係を今後も続け、プロデューサーの期待に応えるべく、

ただの少女三峰結華は芽生えかけた恋心に終わりを告げ、前を向き、アイドル三峰結華を貫き通すことを決めます。

強迫観念に近い、でももっと前向きな何か。辿り着いた、二度目の正解。

そんな決断を、プロデューサーと言いつついちコミュ読者でしかない自分が、受け入れて応援する以外できるでしょうか。

 


シャニマスPたのむ…結華を…結華を幸せにしてやってくれ……

 

 

 

ちなみに。

上記では「ただの少女」三峰結華は失恋したと書きましたが、

果たしてアイドル三峰結華は、プロデューサーへの恋心を本当に失ったのでしょうか。

その答えはやはりカードにあります。

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「NOT≠ EQUAL」思い出リンクアピールは注目度が低いほど効果UP。

 


誰にも見つからないように隠した心の一番奥底。

[secret]の気持ちを思い出す時、アイドル三峰結華は最高に輝くのです。